請求書の処理、電話やメールの対応、スケジュール調整、会議の準備——。日々、社内外のさまざまな人と連携しながら、縁の下で組織を支える事務職の仕事。直接的に数字や売上に表れにくいながらも、あなたの働きがあるからこそ、職場は円滑に回り、チームが機能しています。
そんな責任ある仕事に取り組む一方で、社会の変化やライフステージの移り変わりを目の前に、自分の今後のキャリアに不安を感じることもあるかもしれません。仕事に大きな不満はなくても、将来を考えたときに少しだけ不安になる。それは単なる転職希望ではなく、自分の働き方や生き方を見つめ直す、成長に向けた大切なサインと捉えることが出来ます。
事務職で身に付くスキルや姿勢は、多くの場面で必要とされており、転職市場でも確かな評価を得ています。ただし、「今の仕事を辞めること」や「別の職種を選ぶこと」自体が目的化してしまうと、自分に合わない選択をしてしまうリスクもあります。だからこそ大切なのは、「どこに転職するか」よりも、「どんな働き方を望み、どんな人生を送りたいか」という視点でキャリアを考えること。
この記事では、事務職経験者が評価される理由や、向いている業界・職種を紹介しながら、自分らしいキャリアの方向性を見出すヒントをお伝えしていきます。これまでの努力と実績を大切にしながら、未来の選択肢を広げていくための、ひとつのきっかけになれば幸いです。
目次
- 1. 事務職経験者が転職市場で評価される理由
1-1. 正確性と丁寧さで信頼を築く力
1-2. 社内外と連携する調整力
1-3. 全体像を見て動ける俯瞰力
1-4. 地道に支え続ける支援力
1-5. 多様な立場と信頼関係を築くコミュニケーション力 - 2. 事務職からキャリアを広げやすい職種・業界5選
2-1. 人事・労務|仕組み理解と気配り力を活かして
2-2. 経理・財務|数字に強い人なら有利に転身可能
2-3. 広告運用・システムオペレーター職|正確性とPCリテラシーを活かして新しい分野へ
2-4. カスタマーサポート・カスタマーサクセス|顧客対応スキルを活かしてIT分野へ
2-5. 総務・広報|事務経験をベースにステップアップ - 3. 転職を考える前に、自分のキャリアの軸を見つめ直す
3-1. なぜ自分は事務職を選んだのか?その原点を振り返る
3-2. 不安の奥にある「本当の気持ち」は何か?
3-3. やりがいを感じた瞬間から、次に目指す道が見えてくる - 4. これからの時代、自分らしいキャリアを築くには
4-1. 「年収」「働き方」「やりがい」...何を大事にしたいのか
4-2. 「どこに転職するか」より「どうありたいか」で考える
4-3. 転職せずに自分らしいキャリアを叶える選択肢もある - 5. まとめ
1. 事務職経験者が転職市場で評価される理由
日々、縁の下から組織を支える事務職の仕事。数字や成果には表れにくいものの、事務の仕事は“組織を安定して機能させる”うえで欠かせない存在です。実は、事務職として働く中で培われるスキルや姿勢は、転職市場でもしっかりと評価されています。ここでは、あなたが自然と身につけてきた力を5つの視点から見つめ直してみましょう。
1-1. 正確性と丁寧さで信頼を築く力
データ入力や書類作成、会議資料の準備や進行サポートなど——事務職の仕事は、ひとつひとつの作業に「正確さ」と「丁寧さ」が求められます。特に数字や期日を扱う場面では、わずかなミスが全体に大きく影響することもあるため、慎重な対応が求められます。こうした「間違えずに、きちんとやりきる力」は、どんな職場でも必要とされる普遍的なスキル。日々の積み重ねの中で、あなたは自然と信頼される存在になってきたはずです。
1-2. 社内外と連携する調整力
スケジュール調整や資料の取りまとめ、関係者への確認依頼など、複数の人と関わりながら物事を前に進めるのも、事務職の大切な役割です。それぞれの立場や都合に配慮しつつ、全体が滞りなく動くように調整する——こうした細やかな「段取り力」や「気配りの調整力」は、業界や職種を問わず重宝されます。ときに相手の立場になって考えることも必要であり、人間関係をスムーズに保つ潤滑油としての役割を担っているのです。
1-3. 全体像を見て動ける俯瞰力
日々さまざまな部署や関係者と関わる中で、「自分の仕事が全体のどこに位置しているのか」を自然と把握できるようになるのも、事務職ならではの特性です。「この業務は何のために行うのか」「どうすればスムーズにいくか」といった視点で動けるようになることで、業務全体を俯瞰する力が育まれていきます。このような“視座の高さ”は、次のステップへ進むうえでも強みとなります。
1-4. 地道に支え続ける支援力
事務職は、いわゆる“縁の下の力持ち”。チームや会社が安定して動けるように、日々コツコツと同じ業務をこなす力が求められます。ときには誰からも気づかれず、感謝されないこともあるかもしれません。それでも責任感を持ってやり続けてきた——その姿勢は、企業にとって非常に信頼のおける資質であり、どんな職場でも安心して任せられる要素です。
1-5. 多様な立場と信頼関係を築くコミュニケーション力
お客様との電話応対、取引先とのメールのやりとり、社内の上司・同僚・他部署との調整…。事務職は、多様な立場の人と日常的に関わる中で、「相手に応じた伝え方」や「場の空気を読み取る力」を自然と磨いています。こうした柔らかく丁寧なコミュニケーション力は、特に顧客接点のある職種やチーム間をつなぐ職種では、大きな武器になります。
事務職で積み重ねてきた日々の業務。そこには、正確さや丁寧さ、気配り、責任感といった、どの職種でも必要とされる力が詰まっています。「自分にはどんなスキルがあるのだろう」と不安を感じていた方も、これまでの自分の働き方を少し違う角度から見つめ直すことで、確かなスキルや能力が見えてくるはずです。
※参考:【完全ガイド】キャリアの棚卸し やり方・活かし方を徹底解説!―とこキャリ(tokon.co.jp)
2. 事務職からキャリアを広げやすい職種・業界5選
「事務職としての経験が長く、他の仕事に転職するイメージが湧かない……」そんなふうに感じている方も多いかもしれません。けれど実際は、事務職としての経験を活かせる職種は多く存在します。ここでは、事務職経験者にとって親和性が高く、キャリアの広がりを感じやすい5つの職種・業界をご紹介します。いずれも「まったくの異業種・異職種」ではなく、今までの仕事の延長線上にあるような、なじみやすい選択肢です。
2-1. 人事・労務|仕組み理解と気配り力を活かして
人事や労務の仕事は、採用・入退社手続き・勤怠管理・社内対応など、細かな業務を丁寧に進める必要があります。まさに、正確性や調整力、社内との円滑なやりとりが求められる仕事です。事務職としてバックオフィスに関わってきた方は、業務フローや社内ルールを把握する力、社内外との信頼構築力など、人事・労務で活かせる素地がしっかり備わっています。ただし、専門性を身に着ける必要があるため、未経験の場合はこれまでの業務の中でどのように知識習得や自己啓発を行ってきたかをPRするといいでしょう。「専門性を高めたい」という人のキャリアチェンジの第一歩としておすすめの領域です。
2-2. 経理・財務|数字に強い人なら有利に転身可能
もしも「数字を扱う仕事が得意」「Excelが得意」「計算や集計が苦にならない」と感じているなら、経理・財務への転向も視野に入るでしょう。たとえば、請求書処理や伝票チェックなどを経験してきた場合、その延長にあるのが経理業務です。仕訳や会計知識など専門性は求められますが、簿記の資格取得を目指すなど、コツコツと準備を整えながらステップアップしやすい分野です。手に職をつけたいと考える方にも人気があります。
2-3. 広告運用・システムオペレーター職|正確性とPCリテラシーを活かして新しい分野へ
Web広告の運用アシスタントや、ITツール・システムのオペレーション業務は、事務職出身者にとって親和性の高い分野です。たとえば、広告の入稿作業やレポート作成、進行管理、システム設定や保守対応などは、「決められたルールに沿って、正確に処理を進める力」が求められる仕事。これはまさに、事務職で磨いてきたスキルと一致します。また、ExcelやWebツールの使用に抵抗がない方であれば、実務の習得も比較的スムーズ。広告・IT分野の基礎知識を身につけることで、「事務の延長線上にある新しい分野」にチャレンジできるチャンスです。
2-4. カスタマーサポート・カスタマーサクセス|丁寧な対応力を武器にIT分野へ
近年ニーズが高まっている、IT・SaaS業界のカスタマーサポート職。電話やメールでの問い合わせ対応、トラブル対応、マニュアル整備など、ユーザーとサービスをつなぐ重要な役割を担います。事務職で培った丁寧な対応力、的確な説明力、冷静なトラブル処理能力などは、この職種において非常に重宝されます。ITツールに苦手意識がない方であれば、コミュニケーションスキルを活かし伸ばしながら未経験でもチャレンジしやすい分野でもあります。
2-5. 総務・広報|事務経験をベースにステップアップ
もし「事務の仕事は好きだけど、もっと幅広い仕事に関わりたい」と感じているなら、総務・広報へのステップアップも選択肢の一つです。総務では社内イベントや備品管理、広報ではHP更新、社内報やSNS運用、事務経験者の「全体最適を考える」「正確な業務進行」や「気配り」が活きる場面が多くあります。業務の幅は広がりますが、その分やりがいも大きく、キャリアの可能性を広げたい人におすすめです。
事務職で培ってきた経験は、さまざまな職種で通用する“武器”になります。大切なのは、自分の中にある強みや資質を見つけ出し、活かせる場所を見つけること。無理に違う自分になるのではなく、「自分らしさの延長線上で広げる」キャリアの選択肢を、ぜひ一度見つめてみてください。
3. 転職を考える前に、自分のキャリアの軸を見つめ直す
将来への不安が芽生えたとき、大切なのは、いきなり求人を探すことではありません。まずは、自分のこれまでを見つめ直し、「どう働きたいか」という軸を探ることから始めてみましょう。これからのキャリアを考えるうえで、自分の内面にある動機や価値観を言葉にすることは、何よりも力になります。
3-1. なぜ自分は事務職を選んだのか?その原点を振り返る
事務職を選んだ理由は人それぞれ。明確な志を持って積極的に選んだ方もいれば、明確な動機を持たずにご縁に導かれて事務職に就いた方もいるでしょう。いずれにせよ、その道を選んだ理由の中には、あなた自身の価値観や仕事観が必ず存在しています。
たとえば、「縁の下で支えることが好き」「細かい作業をこつこつこなすのが得意」「職場の雰囲気を和らげるのが自然にできる」など、選んだ理由を掘り下げてみると、あなたの“らしさ”が浮かび上がってきます。転職を考えるとき、その原点に立ち返ることで、「次にどんな働き方を選ぶか」にも納得感を持てるようになるはずです。
※参考:「仕事の価値観が合わない」と感じた時こそ、自分を見つめ直すチャンス。価値観の再定義からはじめる充実したキャリアづくり-とこキャリ(tokon.co.jp)
3-2. 不安の奥にある「本当の気持ち」は何か?
今、事務職として働くなかで感じているモヤモヤや不安——その正体は、単なる「飽き」や「気分の浮き沈み」ではなく、社会の変化やライフスタイルの移り変わりの中で生まれる、とても現実的なものかもしれません。
ここでは、事務職の方がよく感じる4つの不安について、その背景と、そこからどのようにキャリアの可能性を見出していけるかを考えてみます。
いつか自分の仕事がなくなるかもしれない
「AIやツールの進化で、自分のやっていることもいつか自動化されてしまうのではないか」そんな漠然とした不安を感じることがあるかもしれません。正確に、丁寧に、ミスなく仕事を進める力があっても、それが「機械で代替できるもの」だと評価されるのではと、少し怖くなることもあるでしょう。
でもその不安の奥には、「時代が変わっても、必要とされる自分でありたい」という前向きな思いがあるはずです。もしそうなら、ITツールを使いこなす力を磨いたり、機械ではなく、人との関係性の中で価値を発揮できるような力を育てていくことが、これからのキャリアに深みをもたらしてくれるかもしれません。
変わらないルーティン業務にやりがいを感じない
日々の業務に追われながらも、ふとした瞬間に「私はこのままここで何年も働くのかな」と立ち止まることがあるかもしれません。必要とされている仕事だけど、評価の基準も明確ではなく、「何を目指せばいいのか分からない」という迷いを感じることもあるでしょう。
でも、その疑問の中には、「自分の成長を感じたい」「もっと自信を持って働きたい」という、内なる願いが潜んでいることがあります。小さなことでも構いません。「自分が頑張ったと感じられることは何か」「どんな瞬間に達成感を得られたか」——そうした経験を振り返ることで、次に大切にしたい働き方が見えてくるかもしれません。
ライフイベントを迎えても働き続けられるか不安
結婚や出産、育児、介護、家族の転勤——人生の中で訪れるこうしたライフイベントは、自分の意志とは関係なく、働き方に影響を与えることがあります。「フルタイムで働き続けられるだろうか」「急に仕事を離れることになったら、戻ってこられる場所はあるのだろうか」そんな不安を感じた経験がある方も多いのではないでしょうか。
その不安の奥には、「状況が変わっても、自分らしく働き続けたい」という素直な願いがあるのだと思います。これからの時代は、“成長し続けられること”が何よりも価値になる時代です。どこで、どんな立場でも仕事を続け、成長し続けていくために、今のうちから「自分はどう在りたいのか」「どのように必要とされていたいのか」を考えてみることが、将来への備えになります。
キャリアへの不安の奥底にあるのは、ネガティブな感情ではなく“自分を大切にしたい”というポジティブな気持ちかもしれません。大事なのは、その不安をごまかさずに言葉にしていくこと。その先に、「私はこう働きたい」「こんな自分になりたい」という、次のキャリアの軸が見えてくるはずです。
※参考:キャリアチェンジを考えるあなたへ——転職理由を明確にし、自分らしいキャリアを選ぶ方法-とこキャリ(tokon.co.jp)
3-3. やりがいを感じた瞬間から、次に目指す道が見えてくる
資料作成がスムーズに進んだ時、チームの業務が自分の段取りでうまく回った時、「助かったよ」「ありがとう」と言われた時——日々の事務の仕事の中でも、「やってよかった」「ちょっと嬉しい」と感じた瞬間があったのではないでしょうか。それらを思い出してみると、あなたがどんな場面でモチベーションを感じやすい人なのかが見えてきます。
たとえば…
- 縁の下で人を支えることにやりがいを感じる
- 物事をスムーズに進めることに達成感を覚える
- 相手の期待を上回れたときに嬉しさを感じる
- 細かい作業をミスなく終えたときに充実感を得る
事務職の仕事は、成果が目に見えづらかったり、評価される機会が少ないと感じることもあるかもしれません。けれど、その中でも「嬉しかった瞬間」「自分らしさを発揮できた場面」に目を向ける。同時にこれからの会社・職場で価値を発揮するのはどのようなチカラなのかを考えることで、自分が大切にしたい働き方が少しずつ明確になっていきます。
この“やりがいのパターン”は、転職を考えるうえでも、ひとつの重要な手がかりになります。何を大切にすると、仕事が前向きに感じられるのか。どんな環境なら、もっと力を発揮できそうか。過去の経験を振り返ることで、未来の選択にも自然と軸が生まれてきます。「何をしてきたか」ではなく、「何をしていたときに自分が輝いていたか」——その視点を持つことで、より自分らしいキャリアの方向性が見えてくるはずです。
※参考:自己分析でよく言われる「強み・弱み」|自分らしさ・特性を理解し活かす方法とは?-とこキャリ(tokon.co.jp)
転職とは、ゴールではなく「これからの人生をどう描いていくか」という問いの入口にすぎません。過去を振り返り、不安の正体に気づき、自分なりの“働く軸”を見つけることができれば、選択に迷ったとしても、立ち止まることを恐れなくなります。自分らしいキャリアを築くために。まずは、焦らず静かに、自分自身と向き合う時間をつくってみてはいかがでしょうか。
4. あなたらしいキャリアとは何か?
ここまで、スキルの活かし方、具体的な職種選択について考えてきました。しかし、最も大切なのは「自分にとってのキャリアの幸せとは何か」を見つめ直すことです。転職は手段の一つであり、目的ではありません。他人と比較したり、世間の価値観に流されたりするのではなく、あなた自身が「どう生きたいか」「どう働きたいか」を考えることが、長期的に満足できるキャリアを築く鍵となります。
4-1. 「年収」「働き方」「やりがい」...何を大事にしたいのか
キャリア選択に正解はありません。だからこそ、自分が何を最も重視したいのかを明確にすることが重要です。お金なのか、休日の充実なのか、仕事内容なのか、人間関係なのか、どれも正しい価値観ですが、何を優先するかは人によって全く違います。例えば、多少忙しくてもやりがいを持って仕事を充実させたい人もいれば、オン・オフを明確に切り替えて、自分の時間を大切にしたい人もいるでしょう。自分の「軸」をはっきりさせることで、求人を選ぶ際の判断基準ができ、面接でも自分の考えを自信を持って話せるようになります。
※参考:転職の「軸」って何??仕事探しに必要な4つの視点をわかりやすく解説!-とこキャリ(tokon.co.jp)
4-2. 「どこに転職するか」より「どうありたいか」で考える
転職先を探す時、つい「どの会社がいいか」「どの職種がいいか」という視点で考えがちですが、その前に「どんな働き方がしたいのか」「将来どんな状態になっていたいのか」を考えることの方が本質的です。「安定して長く働きたい」と思うなら大企業や公的機関、「自分の能力を試したい」と思うなら成長中の企業、「ワークライフバランスを重視したい」なら制度の整った企業、といったように、まず「ありたい姿」を決めれば、自ずと「どこで働くか」が見えてきます。この順序で考えることで、より納得感のある転職ができるでしょう。
※参考:キャリアプランの考え方|5つのステップと3つの具体例で徹底解説―とこキャリ(tokon.co.jp)
4-3. 転職せずに自分らしいキャリアを叶える選択肢もある
ここまで転職について考えてきましたが、必ずしも転職することだけが正解ではありません。今の職場でも、自分の強みを活かせるポジションを見つけたり、新しいチャレンジができる役割を提案したりすることで、自分らしいキャリアを実現できる可能性があります。また、転職活動を通じて他社の情報を知ることで、現在の職場の良さに改めて気づくケースも少なくありません。転職するかしないかを含めて、「自分の人生にとって意味のある選択」かどうかが最も重要な判断基準です。どちらを選んだとしても、その決断に責任を持って行動できれば、それがあなたらしいキャリアと言えるでしょう。
5. まとめ
事務職で培った正確性、調整力、コミュニケーション力は、転職市場で確実に評価される貴重なスキルです。人事・労務、経理・財務、カスタマーサポートなど、あなたの経験を活かせる職種は数多く存在しています。
しかし何より大切なのは、「どこに転職するか」ではなく「どう働きたいか」「どんな人生を送りたいか」という軸を明確にすること。転職という選択肢も含めて、自分らしいキャリアの形は一つではありません。これまで積み重ねてきた経験と実績に自信を持ちながら、焦らずに自分自身と向き合う時間を大切にしてください。
あなたが事務職として築いてきた価値は、きっと多くの場面で必要とされているはずです。